週刊金曜日22周年記念集会

2015-11-03 17
「安倍政権の悪口を言えばいいんでしょ」と始まったのが元ニュースペーパーの松元ヒロさんのパフォーマンス。小気味良く次から次へと政権悲観をするパフォーマンスに満席の会場は大いに盛り上がった。

元朝日新聞記者が立ち上げた月刊誌が今は週刊誌になった。その22周年を記念した集会。「言いたいことは山ほどある」と言うタイトルが示すようにこれは世の中の「あれっ」と思うことをいろいろと告発し主張している雑誌だそうだ。読んだことはないが友人に誘われて参加してみた。

朝日新聞は政治的に偏った報道をしているという声が強い。確かにそれは感じる。同時に世の中の不条理、不公平を告発するようないわゆるスクープ的な記事も多く発信している。世の中のご意見番という感じで受け止めている。

この集会の参加者はほとんどが50代以上の見るからに意識が高く市民活動にも積極的にさんかしていそうな風貌の男女。会場にはいったとたんにちょっと引いてしまった。

15分位の時間で次から次へとスピーカーが登場してそれぞれの主張をする。その全てが安倍政権の批判。時々大きな拍手が湧く。唯一、発起人である本多勝一氏がリニア新幹線への必要性を否定した主張をしていた。その本多氏については「日本語の作文技術」を愛読しかれの登山記はよく読んでいた。もうかなりの高齢になっているはず。そのせいか声の張りはなく少し期待はずれだった。落合恵子さんのスピーチは素晴らしかった。元アナウンサーであるだけに声の質が良く聴きやすい。よどみなくまるで表現力もあった。内容は反安保法制。

彼らほど明確な政治思想を持っていない私にとってこうした盛り上がりのある場面ではその雰囲気にどっぷりとハマれないアウェー感があった。同じ価値観を持った大衆の集まりは宗教団体の集会のようだ。あまり好きになれない。

それでも新鮮な時間でした。

その前に誘ってくれた友人と神保町の「ボンディー」でビーフカレー。有名なカレー店とのことで行列に30分程待ってからいただけました。期待どおりに美味でした。

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