5月24日 湯殿山神社

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三山のうちのひとつ湯殿山神社。山門を入るとそれ以上は神域ということで撮影禁止。写真はありません。残しておきたい瞬間がたくさんあったのですが心のなかにしまっておきます。

朝日月山ダム

その湯殿山に行く前に朝日月山ダムの標識があったので横道にそれて行ってみた。ダムの周囲を走ってみると、まっ青な空の下に遠くは雪が残る山を望み目の前には青い湖が静かに横たわる。すばらしい景色だ。しかも気温は低く風はさわやか。なんとも言えないいい日和だ。そのダムの管理棟でダム見学ツアーができるというので参加してみた。ツアー参加者は一人だけだったが説明員が二人ついた。十数年前に完成したダム。そのダムの中と下の方を案内してもらった。今はこれからの雪解け水と梅雨の雨の流入に備えて水位を低くするために放水をしていた。この時期だけのものらしい。実に豪快だ。ダムの中を通ってエレベータで下に降りた。下から見上げるダムには圧倒される。そして身近に見る放水は豪快。人間がこんなにも大きな物を作り出すことができるのに感動。このダムとは比較にならない規模の人工物はいくらでもあるでしょうが現実に目の前にあるダムは豪快だ。

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湯殿山神社

曲がりくねった有料道路を登っていくと大きな朱色の鳥居が目に入った。ここまでは一般車が入れる。神社奥宮はここからさらに1Km以上ある。その間に小さな祠が12社。多くはバスで行くが私は当然歩いた。暑い陽がさして大汗だ。10分ほど登りきると大きな沢の奥まったところに石で組んだ門のようなところに出てきた。ここが奥宮の入り口のようだ。ここからは石を敷いてある細い道を50mくらい下るとそこにお祓い場があった。これからが決まった作法。

1.まず裸足になる。脱いだ靴と靴下は小屋の中に置いておく。
2.裸足になったところですぐ前に神主が待っていて人型に切ってある高さ15cmほどの紙と「湯殿山神社御祓守」を渡してくれる。
3.それを持ったところでその神主がお祓いをしてくれる。500円也。4.すぐ左隣に大きな岩がありそこに人型の紙を濡らしてその岩に貼り付ける。
5.そして前にある大きなご神体(直系50cmくらいの円形の金属)に対してお参りする。二礼二拍一礼。お守りは自身で保管している。
6.左側に大きな岩がありそこには温泉が流れ出ている。その岩の斜面を10mほど登ると目の前がひらけて1km先の山門方面を眼下に望むようになる。参道からここまでの間にある12社を眼下に見下ろして一度に参拝できる場所だ。ここでもその12社に対して参拝。二礼二拍一礼。
7.ここでの参拝で湯殿山のお参りができたことになるらしいがまだオプションがある。
8.先祖供養のお参りだ。線香、ろうそく、さきほどよりも大きな人型の紙、これが次の先祖供養のセットだ。300円也。これを購入。ろうそくを付け、線香を付けて捧げる。人型の紙は別の大きな岩に水を付けて貼り付ける。
9.改めてお参り。
10.これですべて終わる。戻る途中に足湯がある。しばらく休んだあとで脱いだ靴の場所に行き靴を履く。

以上が湯殿山神社のお参りの作法のようです。これに従って粛々とお参りしてきました。

旅ラン

この後はこの日の宿である「道の駅にしかわ」。ここは温泉が併設されているので温泉に入る前に近所を例によって旅ラン、8Km。ちょと疲れているような気がするが新しい土地で走ると好奇心が脚をどんどん前に進めてくれる。ここは月山の雪解け水をふんだんに使った田んぼが美しい。なんともこの農村風景は好きだ。心が休まる、日本の農業の健全さを今回の旅で見なおした。農家の家もしっかりとしている。「おしん」の時代の東北の農家の貧しいイメージがあったが今は全く異なる。都会と同じ生活だ。いや、都会よりも豊かな生活かもしれない。

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