奥の細道ー今日の一節

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一ヶ月ほど前から始めた奥の細道の書き写し。ゆっくりと進行中。今日は旅の23日目で仙台の近く多賀城市でのエピソード。壺碑と呼ばれる記念碑に書いてある文章を読んでの芭蕉の思いがかかれている。

「山崩れ 川流れて 道あらたまり 石は埋もれて土にかくれ 木は老いて若木にかはれば 時移り 代変じて その跡たしかならぬ事のみを ここに至りて疑いなき千歳の記念 今眼前に古人の心を閲す。行脚の一徳 存命の悦び 羇旅の労をわすれて 泪も落つるばかり也。」

(現代語訳すると、山、川、道、石、木はどんどん変わって元の様子は分からないがこの記念碑をみるにつけその昔の方の気持ちを垣間見ることができた。旅だからこその果報、生きていることの悦び、旅の苦労も忘れて泪がでるほどだ。)

時の芭蕉は45歳。旅の中でこうした感性を持ちづつけていた。自分がみちのくの旅をしてこうした昔の事物と対面したときにどう感じるのだろう。

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