南房総 伊予ヶ岳と富山トレイルラン

画像の説明

南房総低山の旅の二日目。今日は伊予ヶ岳と富山(とみさん)。350m前後の低山で整備されたハイキングコースです。早春の南房総の里を存分に楽しみました。

前日から車中泊していた「道の駅・富楽里とみやま」から市営バストミーで登山口まで。この市営バスはルート上のどこでも200円で乗降車できる。田舎のバスです。登山口の天神社を8:20に出発。伊予ヶ岳はすぐ近くに見える。急坂を登って30分ほどです。頂上直下には立派な鎖場がありますが道はしっかりと整備されていて歩きやすい。急坂で走れませんでした。

頂上からの展望は素晴らしい。東京湾から富士山、そして大島を望める。日差しは温かいが風はまだ冷たい。誰もいない頂上で少し休んでいると登山者が二人登ってきた。

画像の説明 画像の説明

伊予ヶ岳南峰から見た北峰。画像の説明

寒いのでそそくさと下山。一旦里道に戻って舗装路を走った。房総の里山は温かい。柔らかい。刺々しさがない。明るい日差しとモコモコした山容がそうした印象を与えるのかもしれない。ここはもう春が来ている。

画像の説明 画像の説明 画像の説明

次に目指す富山(とみさん)に向かう里道も静かな春を演出していた。散在する家がみな豊かに見える。

一句「花房総 のどけき里を 走る我」

画像の説明

富山への登山道はそのほとんどが簡易舗装された道で興ざめ。ほどなくして頂上に到着。展望台からの眺めは素晴らしい。皇太子ご一家もここを散策したそうだ。
画像の説明

下りのルートも急坂を30分ほど下ると舗装路になる。途中には南総里見八犬伝に登場する伏姫が隠れていたと言われる籠穴があった。中は私でも楽に立っていられるくらいの広さ。ここに伏姫が二年間過ごしたあとで8人の子を授かったと言うことは滝沢馬琴が書いたストーリー。現実と架空の世界が混在していて不思議だった。
画像の説明

昼ころには道の駅に戻った。十分走って満足。すぐに富浦まで移動して「とみうら元気倶楽部」で汗を流した。ここは地域の老人向け施設。入浴してるのは皆やっと歩いているいような老人ばかり。こうした施設はいつまで運営できるだろうか。我々が必要とする頃に利用できるのだろうか。こうした老人向けの施設を見るにつけ思う。

鋸南町にもどって前から行きたかった「ばんや」で食事。ここは地元の漁協が運営する海鮮料理屋。安くてうまくて量が多い、とのこと。私はここで漁師の賄い丼、海鮮サラダ、そして奮発してメバルの煮物、を食した。賄い丼はさすがです。刺し身が3層に重なっていた。海鮮サラダは気持ちよく食べた。新鮮な海藻がたっぷり。メバルは失敗。2100円と想定外の価格でありながら味は淡白で期待はずれ。そしてアルコールは中生と冷酒。日差しが高いのにいい気持ちになりました。歩いて道の駅きょなんに戻った。今日もいい一日でした。道の駅からの夕陽もよかった。

画像の説明

コメント


認証コード4603

コメントは管理者の承認後に表示されます。