身延往還の赤沢宿

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重要伝統的建造物群保存地区を訪れるのも旅のテーマにしている。七面山登山のあとで近くにある赤沢宿を訪れてみた。

日蓮宗の総本山である身延山久遠寺に参詣してから一旦山を降りてそこにある赤沢宿に一泊。ここで休憩してから改めて七面山・敬慎院に登詣するのが参詣コースで身延往還と呼ばれていた。赤沢宿にはこうした登詣客を泊める宿が最盛期には20軒ほどあった。ところが、13世紀から始まったこうした宿は現在は江戸屋が一軒だけ。最近は身延山に登ってから交通手段を使って七面山の登山口まで移動して登詣するようになったらしい。

この集落にはバスが通る角瀬地区から歩いて30分ほど登る。車でもいけるが駐車する場所に難儀する。山肌にへばりつくようなこの集落には駐車スペースがない。

今回はやっとの思いで唯一営業している江戸屋の猫の額に停めさせてもらった。
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古くからある石畳の急坂を降りるとすぐに大阪屋がある。つい最近まで営業したいた雰囲気がある。
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溝中札が並ぶ画像の説明

清水屋は博物館化していた。画像の説明

集落をそぞろ歩きしてみると空き家が目立つ。かつての宿やそれ以外の家も人気が感じられない。過疎化が進んでいるのが明白だ。こうした歴史のある集落は残って欲しいが難しい社会構造だ。こんな集落が他にも多いことだろう。

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