しまなみ海道100Kmウルトラ遠足

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広島・福山市の福山城から愛媛・今治市の今治城までの100Kmを16時間内で走り切るマラソン大会。主催者はウルトラ遠足(とおあし)と呼んでいる。江戸時代には武士の精神鍛錬のための長距離走を「とおあし」と読んでいたらしい。そして、遠足と呼ぶことで警察からの交通指導がゆるくなり警備コストがかからなくなるとのこと。主催者の苦肉の策というか知恵というか。

しまなみ海道は自転車でここを走りぬくことが有名だ。まだ自転車に乗っているころも企画したが実現していなかったルートなのでここをランニングで通り抜けるこの大会は二年前にも申し込んだことがある。あの時は自転車事故で参加できなかった。2年後の再挑戦だ。

コースマップ

30Kmくらいまでは快調

まだ暗いころにスタート地点の福山城に1200人の参加者が集まった。スタートゲートは簡素。手で押さえていた。20Kmくらいまでは市街地の歩道を進む。国道のトンネルもいくつか通過。排気ガスは意外と気にならなかった。トイレは13Kmくらいにある公民館までは皆無。
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これから渡る橋は7つ。その最初の尾道大橋が目に入ったときは感動した。いよいよ「しまなみ海道」だ。
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しまなみ海道の自転車用ルートは青い線が引いてある。ここを自転車で走ることはあるのだろうか、複雑な思いだった。
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その後は次々と橋が出迎えてくれる。橋はいつも一般道のはるか上に見える。その橋を渡るためには自転車、歩行者ようのルートを登り上がる必要がある。橋を渡り終わると再び一般道に下ることになる。スタートしてから順調にキロ6分半くらいのペースを保てた。

早朝は一時的に土砂降りだったが持ち直して太陽が出てくると瀬戸内海の島々が綺麗に見える。これがしまなみだ、感動する。
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30Km過ぎくらいから強い日差しと高温で参りましたが各エイドのおもてなしは素晴らしかった

太陽がでてから急激に気温が上昇し体力を奪われた。そのの結果それまでの快調な走りから5Km間隔であるエイドに到達するのが気持ちの支えになり始めた。

この大会のエイドは特に充実している。35Km地点では地元の柑橘をその場で絞って氷で冷やして提供。生き返るようだ。何杯もお代わりしてしまった。

伯方島のエイドでは氷水に浸したタオルをエイドに到着するランナーに渡してくれた。なんとも生き返った。

エイドに着くと「いらっしゃい」、エイドを出るときは「伯方島に来て頂いてありがとう」と声をかけてくれる。
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中間地点である50Kmのエイドに到達した頃は疲労困憊。預けてあった着替えのシャツを着てから横になってみた。あたまがフラフラする。熱射病の症状か。目をつむると寝てしまいそうだ。まだ中間地点。リタイヤのことも頭をかすめたが何とかして完走したい。その思いだけだった。
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後半になるとキロ7分のペースになった。特別に脚が痛いとか腰が痛いとかはない。疲労感だけだ。疲労感があるからリタイヤするなんて到底できない。走るしかない。リタイヤするのは簡単だがこうした状態でリタイヤしたら走る時がなくなる。自分を鼓舞しながらひたすら走り続けた。

最後の来島海峡大橋を渡るころはなんとも寂しい物でした

ここまで来ると残りは10Km位になる。夕方になり日差しはようやく優しくなり橋の影も伸びてきた。風もさわやかに感じられてきた。前後を走るランナーもまばらになっている。途中でリタイヤしたランナーが時々レンタサイクルで追い越していく。彼らは複雑な思いで、まだ走っているランナーを追い越してくのか。中には「頑張ってください」と声をかけてくれる方もいる。ありがたい。
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あと10Km。相変わらず重い脚を引きずって走っている。このへんになるとキロ7分半くらいのペースに落ちてきた。元気な頃の早足程度だ。でも制限時間までまだ3時間近くある。ゆっくり歩いても到達できる位置だ。じっくりとウルトラマラソンを楽しんだ。よくぞここまで走ったものだ。40Km地点位からの辛さを思い出すと自分のことを誇りに思えてくる。まだ走れている。これまでのいろいろな練習の結果だと思う。

やっぱりゴールシーンは感動します

最後の橋を降りて今治の市街に入る頃には少し暗くなってきた。最後の95Km地点のエイドも通過。シャッター通りとなっている商店街のアーケードを通過。同じペースで走ったり歩いたりしているランナーとこれまでのことを話しながら夜道を進む。

漸くにしてゴール会場であるテクスポート今治の施設が見えてきた。大勢がゴール前にごった返している。その前を走り通すときはさすがにジーンと来た。よく頑張った。福山城を出てから約15時間でゴール。前回のウルトラの時よりも時間がかかったがこれは暑さのせいと思う。

終わってみて

自転車に乗っているころから走りたかった「しまなみ」をランニングで通過できた。長年の思いがかなった。二年半ぶりのウルトラマラソンはやっぱり簡単ではない。特に暑さで参った。それでもそれ以上の素晴らしい景色、エイドのボランティアに助けられた。

こうした大会を個人で主宰している海保さんにも頭が下がる。大勢の方々との交渉をすることでやっと実現できる大会。今回で14回。来年は実施しない、というような噂もあるがぜひ継続して欲しい。

コメント

  • やったね!

    長年の夢を、一つ一つ実現!
    すごいです。根性ですね。
    達成感は語り尽くせない、誰にも理解されないほど
    奥深いものだろうと想像しています。
    同輩の頑張りは、胸にこみ上げてくるものがあり、
    己れへの励みになります。
    お疲れ様でした!次へのトライに乾杯!


  • Re: やったね!

    >>1
    ありがとうございます。そうなんですね、自転車で走る計画が何年も前からありながら実現せずにこんどはランニングで走ろうとしたら事故で参加できなかったところです。
    それだけに絶対に完走しようと思っていたので嬉しさも倍増です。
    Mクラブが復活すると聞いていますがどうなるんでしょうね。実現したら私はまた参加しますよ。ペンギンさんもどうです?



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