飯能アルプス・スーパートレイルラン

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実に濃いレースでした。37Km、制限時間10時間半。これだけの数字からするとゆとりがありそうなレースだったので職場のラン仲間に誘われた時に気楽にエントリーしてみた。

所が事前に試走した方々のブログを読むにつけその厳しさが分かってきた。10時間半の制限時間には理由があったわけだ。

結果的に9時間余でゴールできたがそのコースは息つく暇もなく厳しい登り下りが迫ってくる。最後のピークを越えたと思ってもまだまだ小さなピークが次々と現れてランナーを甘えさせない。最後の長い下りでもこれでもかと言う位に下りが続く。

そうした厳しいコースを走るランナーに対して主催者はサポートに配慮をしてくれた。エイドステーションも要所要所に十分にあり、スタッフも感じがよくいい大会だった。エイドステーションは全部で7か所。3-5Km毎にあった。食料はパン、バナナ、オレンジ、パン、、、、そしてポカリ、水、ジュース類。一般的なものだが十分な量があった。長距離の場合やはりエイドステーションが楽しみだ。次のエイドステーションまで頑張ろう、と言うことで蝶が花から花へと移るように次までおびき寄せられて進むことができた。

いますぐに「来年も参加したい」は言い難いが一年たったらまた参加したくなるかも知れない。

この大会はNPO法人スポーツエイドジャパンが主催した第一回目の大会。この団体は埼玉県内でいくつものトレール大会を主催している。

まず、出発点は西武秩父線の高麗駅前。早朝から数百人が集まった。8:00丁度から2秒ごとに一人づづスタート。住宅街の歩道を走り始めた。トレイルレースは山の中に入るまでの一般道、林道が一番辛い。今回は2.5Kmほどで山道に入るが特に渋滞は見られない。まず、多峯主山に登り天覚山くらいまで来るとそのアップダウンの厳しさを感じてきた。走っては昇れない。下りも走れるほどではない。下り終わったと思うと直後に登りになる。走れる距離は短い。

こうしたアップダウンが延々と続く。飯能アルプスと呼ばれるくらいでハイカーも多い。ハイキングするにしても厳しいコースだ。15Kmほどで子の権現。ここは自転車で何回か来たことがある。自転車で来るにしても激坂を上らないと来れない。ここまで自転車で来るということは自転車乗りのステータスでもある。この日も何人かが来ていた。当然ながら皆誇らしげ。足腰の神様であるらしい。境内には巨大なわらじが掲げられているがこの日はスルー。写真も撮らずに走り抜けた。

ランのコースは尾根伝いにある。一方、車や自転車の進む道はそのコースを横切るようにあるわけだ。子の権現の直後に天目指峠に出た。ここも自転車で来たことがある。なつかしい。大汗をかきながらここまで登ってきたものだ。

15Kmを過ぎると足のけいれんが始まる。今回も大きく踏み込むときに少しだけけいれんしたがそれほどでもなかった。3月のハセツネ30の時には頻繁にけいれんが起こって大儀したものだ。この経験を踏まえて梅干し、塩分を確実に摂取しその上でけいれん防止のサプリメントも服用した。

子の権現から高畑山、伊豆が岳を経由で相変わらずのアップダウンを進んだ。この辺までくると前後にはランナーが全く見られなくなる時がある。

27Kmの地点が今回の最後の大きなピーク。ここの手前のエイドステーションでは「これで大きな登りは最後です」と甘い言葉をかけられその気になった。確かに大きなピークはもうない。基本は下り基調。ところがまだまだ続く。小さなアップダウン。これでもかこれでもかと言う感じで迫ってくる。登りは終わったという感覚を持ってしまうと例え小さくとも登りはきつい。

丸山の最後のピークを過ぎるといよいよ本格的な下りが始まった。大きな杉の木立の中、優しい土の上を快適に下った。この日は天気も良く気温もそれほど高くなく風も爽やかだった。気持ちよく走り下っていく。楽しいひと時だ。九十九折れの山道を数人が一団になって下っていく。下って行く。

ところが、最初は快適だった下りも延々と続くとうんざりしてくる。下っても下っても目指す金昌寺は見えてこない。杉の枝を震わす音が聞こえるだけ。川の流れも聞こえない。車の音も聞こえない。最後まで苦しませるコースだ。丸山からは立派な林道があるのでそこを下れば楽に下れるはずだが山道が延々と続くとつらくなる。

それでも一時間以上走ってようやくにして最後のエイドステーションがある金昌寺に到着。あと2.5Kmだ。制限時間まで十分にあるのでゴールを確信した。

ここからは住宅街の一般道。ランナーもまばら。皆走ってゴールを目指しているが走る気力がでてこない。ウルトラマラソンを走った時も後半はこんな状態だった。あの時も走る気力がなかった。

早足であるいていると大きな橋になった。そのすぐしたにゴールが見えた。ゴール近辺からスピーカーを通して「そこを越えればゴールです」と声援。最後の力をだして橋から下のゴール地点まで走った。この設定も良かった。いい感じのゴールシーンだ。9時間9分(ネットで9時間3分)でゴール。完走できるか不安だった大会だったので一安心。
写真 (2)

記録証をプリントしてもらってここにある武甲温泉で疲れをいやした。

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