国際人新渡戸稲造ー武士道とキリスト教ー 花井等

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この方の歴史、業績、人となりを書いてある本。いやいや立派な方だったようです。明治初期にすでに現在のグローバル社会で通用するような国際感覚を持っていた。しかも並はずれた人格者。現在にこうした方が生きていたら何としても会ってみたいと思った。しかも70余年の人生の中で何人分もの仕事を成し遂げている。

札幌農学校在学中にキリスト教に入信。その後はアメリカ留学。そこで知り合った女性と結婚。この辺はアメリカ留学をした方によくある話です。

私も同じような留学経験をもつが私のような一般人と違うのは帰国後に行ったこと。帰国後は官吏となり台湾の製糖産業の殖産に貢献、第一高等学校の校長として教育者としての名声をはせた。東大教授。東京女子大の学長、を経て何回もアメリカにわたって若いころの夢である「太平洋の架け橋とならん」と活躍した。国際連盟の事務局次長として平和に貢献。いつでも、どこでも、どんな立場にいても周囲から尊敬され慕われ支持される人格を持った方だったようです。格調高い流ちょうな英語の弁舌でアメリカ人の心も捉えてきた。

と、ここには書きつくせないほどの仕事をしてきた方のようです。歴史の教科書等で頻繁に登場する方々との親交もあった。

読んでいる間、なんとも自分の姿と比べて恥ずかしい限りでした。

偉業のひとつは「武士道」と言う著作で日本文化の紹介に大きく貢献したこと。この本は私の「積読リスト」にも入っていてすでに購入済。次はこれを読んでみる。

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