文明崩壊 by ジャレド・ダイヤモンド

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上下巻で1000ページにもなろうという本。

過去に生まれて消えた文明についてその崩壊にいたった経緯とその理由を論じている。

取り上げられているのが、イースター島、ピトケアン島、北米のアナサジ族、マヤ、北欧バイキングによるグリーンランド、、、

そうした文明が崩壊した理由は、森林乱伐と植生破壊、土壌問題、水資源管理の問題、鳥獣の乱獲、魚介類の乱獲、外来種による在来種の駆逐・圧迫、人口増大、一人あたりの環境侵害量の増加、のいずれかにある。

こうした理由により崩壊した過去の文明。そして同じ理由で崩壊に向かっている現在の文明。それらの例として、アフリカのルワンダ、ハイチ。大国中国と資源国オーストラリアも上に挙げられた理由のいくつかに問題を抱えており崩壊のリスクがある。

日本にも一部で言及しているが江戸時代の藩主がリーダーシップをとって森林を守り秩序ある開発を行ってきたことにより調和のとれた社会になっていると評している。なんともしてやったりと言う感じがする。

ところどころは読み飛ばしてしまった。それはなによりも膨大な情報量に満腹してしまい消化不良になってしまったことによる。この著者の博識ぶりには頭がさがる。

いつか時間にゆとりができたときに、時間をかけて再度じっくりと丁寧に読んでみたい本である。

コメント

  • 銃・病原菌・鉄 を気を失いそうになりながら読みました。
    あれも、知識の幅が広くて驚きましたが。
    しばらく間をおかないと・・・手が出せません。


  • Re:

    >>1
    そう、同じ方が書かれていますね。同じように大著なので「気を失いそう」と言う感じはよく分かります。
    どのくらいの時間をかけて書いているのか余計な心配をしてしまいます。


  • 図書館で借りて読みました。
    なかなか面白かったです。ま、じっくりとというよりサラッですが。
    細かいことはともかく、納得感はありました。
    「銃・病原菌・鉄」も予約しました。


  • Re:

    >>3
    なかなかの大作ですよね。
    「銃・病原菌・鉄」も同じトーンの著作のようですがいつか読んでみます。



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