佐多岬
昨日は都井岬で今日は佐多岬。本州の最南端だ。
車で行ける最先端まで行ってからさらに1km程の遊歩道を歩いて展望台に到着。都井岬はなだらかで優雅な岬だったのに対して豪快な岬だった。深く切れ落ちた崖、いくつもの岩礁とそれにぶつかる波。遠くには屋久島、種子島がうっすらと見える。久しぶりダイナミックな風景に感動した。しばらく風景を堪能。
この日は晴れの予報なので楽しみにして高松キャンプ場を出発。最初の立ち寄りポイントは「地下壕第一通信室」。戦争末期に特攻機が体当りする直前に打つ「我突撃せり」のモールス信号を受信していたところだ。九州に来て最初の戦争体験だ。末期には九州でいろいろおな作戦が行われた。
それから内之浦宇宙センター。さまざまな宇宙ロケットが打ち上げられるところだ。起伏に富んだ広い山岳地帯に点々と施設が見える。入場口で登録すると車で外から回って見ることができる。土曜日だったが何かの試験をする音が聞こえた。発射台はシートで覆われていた。
ここから佐多岬に向かったがなんともド田舎の中のド田舎の風景が続く。空き家も多い。
この辺には温泉がないので探すのに苦労したが一軒だけあった。肝属郡錦江町というところにあった。ド田舎。小平家がここに偶然温泉を掘り当てて作ったようだ。持ち主と思われる無愛想な男性が受付に居た。340円。シャンプー、ドライヤーなし。でもお湯は茶色でかなり熱い。温泉らしい。小さい施設で畳10畳ほどの休憩室があった。ここで地元の老人たちとしばし歓談。東京からきたことがわかると言葉遣いに気を配るのはどこも同じ。
佐多岬に近づくに連れ植て栽が南国の香りをだすようになった。照葉樹が多くなり密度も濃くなってきた。ここは南国だ。
この日は佐多岬の先端の駐車場泊。昨日合流した彼も一緒だ。素晴らしい眺望の駐車場で快適。