奥武蔵ライド 萩平、松の木平、朝日根、粥新田峠、二本木峠、釜伏峠、大内沢
奥武蔵の未走行ルート。いつものように地形図とGoogleMapのストリートビューを参考にして未走行のルートを調査。地形図で山間部で散在する集落を探す。そこにストリートビューの映像があるか調べる。そこの様子がわかると安心して出かけることができる。
この日は東秩父村の道の駅に車を駐車してその近辺を走った。
まずは萩平地区。登っていくとその地区の中心と思える十字路にきた。道標がいくつか掲示してありすこし広い交差点だった。ここでハイキングで歩いている男性と会った。
集落を抜けてさらに登ると谷を隔てて反対側の尾根の斜面に集落が見えた。皆谷、朝日根地区だ。広葉樹林が多く明るい色と針葉樹の濃い色がまだら模様を作っている。
展望台から一気に下って改めて集落まで登り返す。
斜面の途中にある数件の家にはこいのぼりが泳いでいた。子供がいると思うと少し安心した。それぞれの家は古い昭和の建物ではなく市街地にある家と同じ雰囲気がする。奥多摩の山々で見かける天界の集落には古く空き家と思えるような家が多いがここはどの家も実際に生活しているようだ。
奥多摩の山中に点在する家は先祖代々引き継がれているのに対してこの辺には比較的近年になって他所から移り住んだ方が住んでいるのかもしれない。
神社、道祖神のたぐいのものもそこかしこに見られる。
朝日根集落を抜けると秩父高原牧場の敷地に入る。すぐに粥新田峠だ。ここは山岳会OBOGグループで近くの大霧山に登ったときの通過点だった。
高原牧場の中は高原の中の快適な道路を走る。このへんは過去に数回走ったことがあるので既知のルートだ。
二本木峠から釜伏峠までは意外と短かった。１０年以上前の秋にOK氏と通過したことを覚えている。
釜伏峠には釜山神社があるので行ってみた。短いながら杉にかこまれたいい感じの山道だった。
こうした僻地の神社を訪れると常に将来はこうした神社の維持ができるのか不安になる。ここで行われてきた伝統的なお祭りがいつまで継続されるのか。
釜伏峠から一旦下って改めて大内様地区を少しだけ登ってみた。ここは２年前のこの時期に来て花桃の咲く美しい風景に感動したものだ。今回はあまり上まで登らず寄り道をしながら下った。最近は道祖神、庚申等に興味を持ってみている。それぞれの願い、感謝を形に残している。
市街地に着いてからは快適に降っていつもの玉川温泉で疲れを癒やした。
そしてこの日は学校前橋のキヤンプ場で一泊。平日でも半分くらいのスペースにキャンパーがいる。一人焚き火を楽しんだ。
