古峯神社の奥宮で華供峯供養祭

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栃木県鹿沼市にある古峯神社。ここの奥宮がある深山巴の宿はかつて日光山を開山した勝道上人の修行地でもあり他の山岳信仰の修行者の行場だった。そこでは鎌倉時代から神仏習合で行われていた華供峯供養祭(はなくのみねくようさい)が昭和41年から古峯神社と日光山興雲律院の共催によって復活している。その供養祭に妻の姉妹夫婦、その娘家族等11名とともに参列した。

古峯神社のホームページにはこの供養祭の目的を「大自然の中で心身を錬磨し、万物への感謝と報恩の心を養い、神仏の加護を願う」とある。

近年ではパワースポットして有名らしいが現場に行くとたしかに豊かな緑に包まれて大自然を感じる場所だ。周辺は下草や小枝がきれいに伐採されていて美しい。

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祭りはまず古峰神社の神職による神式の儀式で始まる。

その後は日光山興雲律院の山伏による儀式が始まり最後は護摩供養で終わる。山伏が読経するなかで参加者は思い思いに住所、氏名と願い事を記入した小さな木片を火の中に投げ入れる。

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参列者はおよそ100人の老若男女。ほとんどがこれに参加するための講の関係者だ。私も妻の実家が長い間参加しているので一緒に参加している。現地は行場だけあって深い山奥、標高1100mを越えている。毎年外界は夏の暑さだがここはいつも寒い。この日も油断して薄着できたために寒い思いをした。毎回のことだが。。。

さて、この祭りの目的である「大自然の中で心身を錬磨し、万物への感謝と報恩の心を養い、神仏の加護を願う」は達成できたのか。個人的には神仏の加護を願うことだけは達成したかもしれない。寒さが記憶に残った。

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