「熊野古道」小山靖憲

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2月ころからコロナの感染者が増えてきて8月になっても増え続けている。この間、感染リスクを避けるためにほぼ毎日自宅で過ごしている。都内にも一度もでかけてないし外食も数えるほど。日常品の買い物も最小限にして毎日を過ごしている。屋外へはほぼ毎日のようにランニング、散歩ででているが市内、近郊にとどまっている。ハイキング、キャンプには時々でかけているがいわゆる旅行には一度も出ていない。

最近の仕事は中小機構の関係で時々資料を作ったりオンライン会議に参加する程度でくるまで長期間の旅行をする機会は十分にある。それなりの対策をすれば感染リスクは抑えられるので可能と思いながらも旅行に行く気分にはなれない。SNSで登山にでかけたり会食をしたり旅行をしたりの報告を見るにつけ自分も同じことをしたいと思いながらもその気分になれない。静かに自宅で過ごしていたい。

こうした気分はまだしばらくは続くでしょう。

そんな中、岩波新書の「熊野古道」を読んだ。前半は熊野参詣の歴史、後半は大辺路、中辺路、小辺路などの古道の解説だ。

歴史的には、社殿は崇神天皇65年(紀元前33年)に創建されたと『皇年代略記』や『神社縁起』に記されているそうだ。弥生時代のことなのでにわかには信じられないがおそらく非常に簡素な社殿があったのでしょう。

そして平安時代になると宇多法王を初め多くの貴族が参詣するようになりその参詣道が熊野古道として形成されてきたらしい。そして今は世界遺産として登録され(コロナの前は)多くの外国人旅行者が訪れていた。日本人よりも多かったということをテレビの旅行番組で知った。個人的には数年前に妻と熊野三山をめぐるバスツアーに参加した際に有名な大門坂の一部を歩いたことがある。

そんな熊野古道には前から興味を持っていていつかは歩いてみたいと思っている。コロナが終息して比較的安心して旅行ができるようになったら計画している目的地の一つだ。

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