念願の積丹半島から再び余市
今回、最も楽しみにしていた積丹半島。2年前には天候不順だったりその後の予定を考えて余市でUターンして東に軛を返してしまった。ようやく訪問できて大満足でした。素晴らしい積丹ブルーでした。
岩内を出てすぐに泊村。ここには泊原発がある。ここにも原発の立派なPR施設がある。この辺もかつてはニシン漁で反映したところでニシン御殿が残っている。が、あまりにもきれいに再建されていて興ざめ。
相変わらず奇岩が登場してドライブしていても飽きない。興奮しっぱぱなし。
そしていよいよ神威岬。入り口の駐車場は広く高原のようだ。気温は23度くらいで風はさわやか。ここはかつては女人禁制だったようだがその入り口からは遠くまで岬への通路が一望できた。延々と続く通路はまるで万里の長城のようだ。多くの観光客が歩いているが通路の幅は狭く時々すれ違うために立ち止まることもある。
岬の先端までは遠い。入り口から800mでアップダウンのある想定外のトレイルで汗をかきながらの散策だ。周囲はまさに積丹ブルーの海、そして断崖絶壁と奇岩の海岸線。なんとも表現できない美しさだ。
これで今回の旅の目的の90%が達成できた。大満足でした。
神威岬のすぐ隣に島武意海岸の展望台があるので行ったが水はなんとも透明。水際まで下るとここで水遊びができるが神威岬で満足してしまい上から眺めるだけ。今回は水に入ることは想定していなかったが水遊びも楽しそうだ。
そして余市に。着いてすぐに「旧下よいち運上家」のサインがあったので行ってみた。江戸時代には場所とよばれるアイヌの物産と本土からの物産の交易をするところを作った。松前藩はその交易の権益を持って運上金として収益を得ていた。その管理を行う場所が運上家。函館、松前そしてここ余市にあったそうだ。江戸末期に改築された建築物が残っている。北海道の主な歴史遺産は江戸末期以降だ。
例によって温泉の前に市内を街ラン。ニッカウイスキーの工場内もはしった。前回はこの試飲場所でカナダからの若い医師のグループと知り合った盛り上がったものだ。今回は時間がなく試飲できなかったのが残念。
この日は外気温25度くらいで相変わらず日差しは強く体感的には30度くらいに感じるが風がひんやりして気持ちがいい。これが北海道の夏なんでしょう。狭い海水浴場には多くの車が駐車してありテントが所狭しと設営されている。シーカヤックをするグループがいたりシュノーケリングをするグループもいた。こうした海での活動ができく貴重な日だったと思う。短い夏を楽しんでいた。
前回は余市で踵をかえしたので余市までが新しい世界。その後は既知の世界だ。そうなると動き回る動機が弱くなる。さて次はどこに行くか。