橘玲

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SNSで知人が時々読書感想を掲載している。その方のコメントはいつも的確で自分でも読んでみたくなる。彼は特に橘玲と言う経済物の作家の作品をしばしば取り上げていたので橘玲の作品に興味を抱いた。

先般、図書館で彼の作品を二冊だけ借りて読んでみた。「日本人というリスク」と「臆病者のための裁判入門」

前者は日本人の多くが抱いている神話。持ち家は賃貸よりも得だ、大きな会社に就職して定年まで勤める、日本人なら円資産を保有する、定年後は年金で暮せばいい、と言う4つ。こうした神話が現在いずれも崩れてきていると言う話。こうした神話にしがみついている日本人のリスクを説いている。

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そして、後者。作者の知人が関わった軽微な交通事故の対処をサポートしたことで家庭裁判所、簡易裁判所、地方裁判所、そして高等裁判所と関わったことの体験を解説している。法律には素人の作者が実際にこうした裁判所と関わっていくなかで学んだ裁判の仕組み、現実の姿を生き生きと描いている。

いずれも実に理にかなった理路整然としたストーリーで読んでいて気持ちがいい。他の作品も借りて読んでみたいと感じた次第。

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