甲斐駒ケ岳

前日は麓は大雨。山の上はさぞかし大雪が降ったことと想像して行くとなんと雪はほんの少しだけしかなかった。新雪をラッセルしながらの登山を想像していたので期待ハズレだったが少しだけ冬山を感じられて満足した。

麓の菅の台バスセンター駐車場で車中泊して目が覚めると真っ青な空が見えた。心が躍る。８：１５発の一番のバスで出発。登山者が多くすでに臨時のバスが出ている。ロープウェイ駅まで３０分。スムースに乗り継いで標高差９５０ｍを７分で駆け上がると千畳敷カール。それほど寒くなく雪も少ない。

ここは初めてだ。夏は高山植物が咲き乱れ秋は紅葉冬は銀世界。今はその狭間で何とも殺風景だ。

見上げるとすでに何人もの登山者が乗越を目指している。岩と岩の間に雪が残り凍っている。岩の上を軽快に踏んでいくとアイゼンも必要がない。一時間足らずで甲斐駒ケ岳を見渡せる乗越に到着。顕著なピークがない山だ。そして岩の殿堂である宝剣岳も間近にそびえている。

途中で安全のためにアイゼンを装着。やっぱり楽に歩ける。サクサクと歩いてロープウェイ駅から時間半で駒ケ岳山頂に到着。あっけない。

ここで声をかけられた。「先日恵那山に登ってませんでした？」。そうです恵那山に登った時に少しだけ会話した方でした。登山口に駐車してあった私の愛車で気がついたとか。町田市からの感じの良い４０代の男性。お互いに偶然を楽しんだ次第。

下山を始めるとガスが広がって青空が消えてきた。

駅から往復で３時間の短い山旅でした。

下山してもまだ早いので移動することにした。目指すは南箕輪村の大芝公園。立派な公園だ。財政が豊かな村なのでしょう。駒ケ岳登山があっけなく終わってあるき足りないので公園内をランニングしてから温泉で汗を流した。この日はここの駐車場で車中泊。

車、自転車、ランニングを組み合わせた旅「トライツーリング」を実践。旅行、登山を愛する元サラリーマンのつぶやき集