深大寺湯守の里へ街ラン
そもそもマラソン大会に参加してゼーゼーハーハーして苦しんで走るのは本意ではない。ランニングはあくまでも周囲を見ながらの移動手段、というのが基本的な思いだ。成り行きでこれまでは毎年ハーフマラソンとかフルマラソンに参加してきてそれなりのいいタイムで完走してきた。昨年度は自分の年齢でフルマラソンのタイムは全国で７０位。ところが６月のサロマ湖ウルトラマラソン１００Kmを走った以降はこうしたマラソン大会に参加して苦しむことに魅力がなくなっている。しばらくはこうした大会にエントリーしていない。
スピード、タイムを争うためにランニングしているわけではないのでこれは当然の思いだ。これまでも旅行中に街中を、里山を、観光しながらランニングしてきた。これが楽しい。
その街ランを地元でしてきた。目的地は調布市の深大寺近くにある「湯守の里」という温泉施設。過去には何回か行ったことがあるがここは都会に近い割には鬱蒼とした林の中に幾つかの露天風呂がありかなりワイルドな温泉だ。色は黒に近い濃い茶褐色。
ここを目指して自宅を出発。着替えはザックに背負っている。東大和、小金井、国分寺と進み途中は玉川上水の脇道をは走った落ち着いた住宅街を走ったり。
次々と新鮮な風景が目に飛び込む。多磨霊園の中も走った。古くからの墓地で立派な墓標が建てられている。陸軍大将という肩書の墓碑もあった。
狭い住宅街の細い道、墓地の中の静かな道、そして野川沿いの遊歩道。。。。
どこも走っていて楽しい。飽きることがない。スポーツクラブのランニングマシンとは雲泥の差だ。
最後は小高い丘の麓にのこる古くからの家が何軒か並んでいる地域に到達。都会に残された貴重な屋敷林だ。
ここに温泉がある。ここまで２１Km、あっという間に感じる。
やっぱりこうした新鮮な景色を見ながらの街ランはいい。他の温泉を目的地にしてまた出かけたいものだ。