むかわ町の農場で一汗
北海道の大規模な農場。その中に入って実態を知りたかった。どう言う人がどのような生活をしているのか、農業を体験してみたかった。希望した農業体験ができたがちょっとだけ不満が残った。
知人の紹介でむかわ町にある農場を紹介してもらった。彼がかつて働いていたところだ。むかわの道の駅から山側に70Kmほど進むとかなりの田舎になる。開拓された農場もこれまでに見てきたような大規模なものではなくなっていく。森林を切り開いて農地にしてある。
そんな農地を利用して8人が共同生活している。40代の夫婦とその子が2人、もう一組の60代の夫婦、そして短期間滞在している単身者が2人、という構成だ。そう、ここはヤマギシズムの農場。ヤマギシズムについての知識は殆ど無いが各地でこうした農場で共同生活しているようだ。北海道に3ヶ所。本州にも数か所あるらしい。
各人はそれぞれ自分が作りたい作物を自分の責任で作っているようだ。にんじん、アスパラ、メロン、ごぼう、、、、。一年前から肉牛を5頭飼いはじめたようだ。土地は山を開墾したせいか赤土でお世辞にも肥沃な土地とはいえない。植えた苗もそだたないものが多く見られる。
住居は綺麗に使っている。食事は40代夫婦の奥様が担当のようだ。時間を決めて一緒に食事し食器の片付けは各人がする。お風呂、トイレも綺麗になっており客人が泊まれる部屋もいくつか。民宿のようだ。
そんな農場にやってきた。今日はお客様だが草取り位の作業はさせてもらっった。基本はトラクターで植え付け、収穫をしているようだが小さな草退治は手作業でやる。特に山を切り開いた土地なのでスギナが多い。今日は気温が高く汗がでたが時折吹く風がなんとも爽やかで生き返る。
ここの牛はメロンを食べている。出荷できない不良品であるが。
当初希望していたような大規模な農場でなく少しがっかり。本州でも体験できそうな農場だった。それでも農場は農場。いい経験になった。
農場の各人がそれぞれが出来ることを進んでやる。中には老人の単身者がいるが丁寧に草取りをしながら野菜を育てている。これは大規模農業とは大違い。大きな収益を望まず生活出来るだけの収入を得て生活することを目指しているような感じの生活だ。
自分で耕作の計画を立てて自分のペースで作業する。一日体を動かし夕方には一緒に食事をして寝る。実に健康的な生活のような気がする。
今日の記録
昼:農場のランチ