退職から一年

2015-10-20 09

昨年の10月17日を最終出社として退職。以来1年が経過した。

退職後は仕事をしていない。自宅で簡単な仕事で僅かばかりの報酬を得ているので正確には「就職していない」と言う状態だ。毎日が日曜日の生活が続いてきた。

過去1年の間はいろいろなことをしてきた。

どこかに出かけるという点では、キャンピングカーでの旅をした。11月に会津、12月に山梨、2月に千葉、そして5月には東北を6週間かけて回って各地でいくつかの山に登ったりランニングした。8月から9月にかけてヨーロッパにでかけてトレイルレースに参加した後でスイス、ドイツ、イギリスを旅行した。間をぬっていくつものランニングのレースに参加したり、登山やトレイルレースの練習でも何回か山に入った。

自宅にいる時はラジオ英語講座、オンラインで大学の講座をいくつか。TOEICのテストも20年ぶりで受けて今の自分の力を試した。「奥の細道」を書き写した。新聞は毎朝2時間かけて朝日新聞と日経新聞を読んできた。いろいろな本も読んできた。くるま旅の目的地に合わせて司馬遼太郎の「街道を行く」を愛読した。

出かけてない日の夕方は近くの多摩湖、狭山丘陵、市内をランニングでしてきた。

公的には市のスポーツ協力員として毎月スポーツイベントのスタッフをした。地元の神社役員もしているので夏祭りに参加。

7月からは12月に行われる第九「合唱付き」の公演に向けて練習に参加してきた。

これだけの活動をしてきても24時間の中で空白の時間がある。そして、そんな時は気持ちの中も空白になる。上に書いたようないろいろな活動をすることは楽しいしそれなりの充実感を感じる。

それでも、こうした活動は求めてきた「生きがい」なのか疑問に思っている。

退職後の核になるようなことを見つけ出したい。くるまで旅行することや登山、ランニングすることが生活の核になるとは思えない。それが生きがいになるとは思えない。日常的に継続できることに出会いたい。できるなら何かを生産することがいい。できるなら世の中に貢献できることがいい。

それが何なのか、まだまだ模索中である。

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