5月19日 象潟

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上の写真は「ハタハタ寿司」です。製造工程は、1)きれいに洗って粗塩でもむ、2)三日間塩漬け、3)内蔵などを取り出して切る、4)酢と水の漬け込み汁で三日三晩漬け込む、5)重しをしてさらに一日冷蔵室へ、6)殺菌作用のあるクマザサを敷き、ご飯と米ぬか、ハタハタ、人参やゆずなどの材料を混ぜ合わせる、7)冷蔵室で約二週間かけて発酵させる、だそうです。

今日は休養日で昨日と同じ道の駅象潟。午後三時ですが温泉に入ってからこれを食べながら日本酒を飲んでいます。

前夜から雨が降り今朝もさらさらと降っていた。ということでこの日はここで停滞を決意。思い起こすとこれまで同じ道の駅に連続して泊まったことはない。ゆとりを持った旅のはずが何となく前へ前へと言う感じできたのでこの日はここで停滞を決めた。

それでもとりあえず行きたい所に行ってみた。昨日、道の駅であったお兄さんが行った「元滝伏流水」。鳥海山からの雪解け水が伏流水となって溢れ出ているところがまるで滝のようになっている、そうだ。

整備された杉林の中、気持ちが落ち着くような渓流の流れが美しい。こうした箱庭的な美しさは日本だけでしょう。途中の小道から見る渓流も素敵だ。そんな整備された道を7-8分。突然白い糸を垂らしたような滝の流れが目に入った。これだ。すでにカメラの三脚を立てているかたが二人。

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美しい流れだ。あまり考えないでやたらとバシバシ写真を撮った。こうしたありのままの自然の姿はすばらしい。これが長い年月の間続けられてきた自然の営みだ。人の手は途中で入っていない。昔のままだ。これまで見てきた多くの古い建築物はほとんどが近年になって再建されたもので当時のものではない。それに対してこれは昔から変わらない。嘘がない。いい時間だった。

この伏流水を2Lのペットボトルに入れて持ち帰った。日本酒と一緒にのんでいるが実に柔らかい。割り水に最適だ。

ここの駐車場で同じようにミニバンで車中泊しながら旅をしている年金生活者と一緒になった。しばし情報交換。彼は今回は岡山からたったの9日間の旅だそうだ。

戻る途中に「象潟郷土資料館」に立ち寄った。どの街にもこうした資料館があるのでできるだけ立ち寄ることにしている。その土地の歴史を知ることで旅の深みが増す。時間軸が加わることで4次元の世界に入るわけだ。ここ象潟は鳥海山。九十九島の過去の姿とか鳥海山神社の関連資料が展示されていた。同時にこの町出身の版画家池田修三の作品が展示してあった。メルヘンの版画だ。私にはあまりインパクトはない。

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これで今日の活動はおしまい。朝のうちに終わりました。午後はゆっくりとこの道の駅にある温泉、日本海を望む温泉でゆっくりとゆっくりと過ごしました。人生の洗濯ですな。

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