5月15日 花巻

画像の説明

花巻は宮沢賢治の街だ。遠野の道の駅から花巻までの道中も美しい田園風景がずっと広がっていた。特に今は新緑の季節。緑が美しい。そして田んぼには水が張られてキラキラ光っていた。なんとも美しい日本の田舎の風景だ。遠野物語の中のさまざまな言い伝え、物語があるのはこうした環境がひとつの要因でしょう。

宮沢賢治資料館

そして、花巻で最初に訪れたのが「宮沢賢治資料館」。最近リニューアルしたそうだ。中にはいわゆる「物」は少なく基本はパネルと映像での解説だ。テーマを、科学、芸術、宇宙、宗教、農、に分けて宮沢賢治の興味の対象を解説している。良く知っている、「銀河鉄道の夜」、「アメニモマケズの詩」はその中のごく一部であることを理解した。なんとも広い範囲のことを研究し、実践し、実績を残した人であることを初めて知った。作曲もした、セロも弾いた、絵も描いた、鉱山技師もやった、農地改良もした、、、、その広さに圧倒された。人生二毛作できるといい、と言われているが彼は十毛作以上だ。その広さに打ちのめされた。
館内撮影禁止なので写真はなし。はがきを買いました。ベートーベンを意識して撮ったらしいです。
画像の説明

展示内容は彼の精神性を言葉と映像で表現しようとしているが理解は難しい。抽象的な思考を具体化しようとしていおり高レベルの品格のある展示内容だ。これまでに見てきた地方の資料館とはレベルが違う。

花巻新渡戸稲造記念館

その後は「花巻新渡戸稲造記念館」。新渡戸稲造は盛岡の出身だが彼の祖父までがここ花巻に住み三本木の原野に水路を引き新田開発したことでここに記念館があるようだ。先祖の資料が主に展示してあった。彼の実績は過去に本を読んで感激した記憶があるので今回の展示をそれを確認する程度。

マルカンデパート

市内を歩いてみた。ここも他の地方都市と同じようにシャッターを下ろした店が半分。街なかを歩く人もまばら。その一角に「マルカンデパート」が健在だ。みるからに昭和の建築物。昔懐かしいデパートだ。最上階の6階には食堂がある。そしてそこには地元のおばさんたちが集まって地元弁で話をしている。聞き取れない。この食堂はスイーツも評判らしい。話の種に食べてみた。こういうのは東京にいても食べないが美味しかった。

画像の説明 画像の説明 画像の説明 画像の説明 画像の説明

花巻から次の道の駅に行く途中で日帰り温泉に立ち寄ってその前にランニング。あの高カロリーのスイーツを消費しないといけない。温泉に車を駐車して走り始めると周囲は家もまばらな丘陵地帯。それでも地方にはこういう公共施設がある。作ったが使われてない。保守されてない施設はいろいろなところで見てきた。おそらく交付金がでてしまったので使い道にこまって作ったということでしょう。

画像の説明 画像の説明

コメント


認証コード5088

コメントは管理者の承認後に表示されます。