5月13日 浄土ヶ浜ー三陸経由で遠野

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3.11 被災地

三陸沿岸の国道45は東北の他のどのみちよりも交通量が多い。それでも東京近辺とは比較にならないがその8割以上は大型ダンプ。三陸復興事業に関わっているようです。まるで全国のダンプカーがすべてここに集まっている用な感じ。南下していると入江にある街、集落を通過することが増えてきた。ところがその街、集落はまだそこにはなかった。例のダンプカーとショベルカーが整地をしていた。高台を作っている真っ最中だ。防潮堤を作っているところもあった。そこに人は住んでいない。仮設の店舗と工事関係のプレハブがあるだけだ。ちょっと悲しくなった。4年後の姿がこれか。少し海から離れると仮設住宅が並んでいる。ここにまだ住んでいるわけだ。仮設店舗で食料の買い出しと昼食を取った。

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三陸海岸

この気持を強くしたのはその前に訪れた「鵜の巣断崖」とか「浄土ヶ浜」の美しい自然を見たあとなのかも知れない。三陸はなんとも豊かな地域だ。自然が美しい。海岸に限らずそこに迫っている山々。いまは新緑が緑に燃えている。そして三陸沖漁場として知られる豊かな魚介類。古くから伝わる伝統文化。これらが揃っているのにそこで暮らす人が辛い思いをしている。三陸海岸全体が「三陸復興国立公園」と指定されているようだ。大いに盛り上がって欲しい。

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橋野鉄鉱山高炉跡

そして、遠野。その前に、世界遺産登録に勧告された「橋野鉄鉱山高炉跡」に立ち寄った。これだけで世界遺産とは難しいでしょうが関連する遺産群として登録を目指しているとか。世界遺産になっても高炉跡はそのままにして置いて欲しい。新しくきれいな高炉を立てたりしないで欲しい。

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遠野山口集落

遠野の市内は他の地方都市とあまり変わらない。一歩市街にでるとそこには日本のかつての農村が残っていた。田んぼでの米作り農家だ。周囲を山に囲まれて豊富な雪解け水、豊富な山の緑、散在する大きな農家の家、昔からの石の石碑、旧道。そして水を張って田植えが始まる田んぼ。

これらがすべて残っている地区、土淵山口集落をランニングで回った。楽しかった。こんないい場所を走って回れることに興奮。地図にあるポイントを探しながらの宝探しランみたいだ。「遠野物語」の語り部である佐々木喜善の生家もそのまま残っている。三陸を走って少し暗くなっていた気持ちが晴れた。

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