いよいよ平泉

画像の説明高館義経堂

今回のみちのくの旅の最初の重要ポイントである平泉を訪れた。

くるまを駐車場に停めてiPhoneだけを持って歩いた。入り口に着くと拝観料200円也と書かれていた。入り口には小さな小屋があり受付の老人がいた。「え、拝観料があるんですか。お金の持ちあわせがないんですが。。。」というと受付の方と話をしていたご婦人が「いいでしょう?」とその受付の方に促してくれてそのまま入ることができた。そんなことで平泉で是非行きたかったのが高館義経堂。源義経の居宅があり最後に自害した場所にあるお堂だ。

奥の細道には「まず高舘にのぼれば、北上川南部より流るる大河なり。」とある。この場所に立ちたかった。そこがこの高館義経堂があるところ。

登ると眼下に北上川が同じように見えた。いまでは大きな国道4号が目につく。芭蕉は「笠打ち敷きて、時のうつるまで泪を落とし侍りぬ。」とあの有名な「夏草や 兵どもが 夢の跡」を詠んだ。

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私はこんな高度な感性は持ち合わせてなく、ただただ藤原三代の栄華の時代の人々の生活を想像するだけだった。

これに先立って中尊寺と毛越寺を訪れた。

中尊寺はさすがに世界遺産の中心だ。金色堂は覆堂と呼ばれる建物の中にすっぽりと入っていることは知らなかった。金色堂が独立して建っていると想像していたので覆堂をみたときは新しい発見だった。その中の金色堂はまさに黄金。細かいところまで技工をこらした彫刻が施されている。世界遺産の価値は十分にある。後世まで残して欲しい。

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富山の白山神社から分祀された白山神社がありそこに茅葺きの能楽堂があった。派手さのない素朴な木造の建築物が非常に気に入った。8月には薪能が開催されるとか。見たいものだ。

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毛越寺は期待はずれ。古い建物が残っていると思い違いをしていた。実際はここは毛越寺の遺構群。本堂は平成元年の構築。浄土庭園も再興されているが綺麗になりすぎていて西洋庭園のような感じだ。

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