2014.06.29
カテゴリ:地域活動
語り継ぐ話
郷土の姿は語り継いて欲しいし語り継がないと文化が伝承されない。そんな試みに参加してきた。
地元の市民会館で88歳になるお年寄りの講演会があり2つのテーマの話を聞いてきた。
一つ目は郷土の料理。かつては季節ごとにいろいろな郷土料理を作って食べたものだ。子供の頃は母親がいつも作ってくれた。
こうした時々の料理の話をしてくれた。残念ながら今ではこうした料理を作る家は非常に少なくなった。我が家でもこの内の幾つかを作るだけ。伝承しないといけないことの一つだ。
話の中で昔懐かしい言葉がいろいろと出てきた。
二つ目は地元に第二次大戦が終わるまであった陸軍少年飛行学校のこと。ここの職員として働いていたこの方が当時の様子を語ってくれた。軍隊の厳しい規律、特攻隊に進んだ少年兵士の姿。戦争は起こしちゃいけない、と強く説いていた。
この方は当時の資料を保管しており自分の土地を提供して記念館を作るそうだ。受け継いだものの責任として高齢になった今、残したいそうだ。
88歳と思えない矍鑠とされたこの方は語りも滑らかだった。すばらしい。