最近の読書

無題 無題1
最近は寝るのが早い。じっくりと読書をする時間が少なくなった。したがって最近の読書はもっぱら電車の中。職場への往復の電車の中が読書タイム。朝は始発の電車、夕方も始発の電車を利用できるので座れる。この時間が貴重な読書の時間になっている。ただし、座ると居眠りをしてしまう時が多い。なのであえて座らずに立ったままの時もある。さすがに立って本を読んでいると居眠りはない。

こんな読書タイムなので読む本もお手軽なものが増えてきた。

最近のお手軽読書。ひとつは、「鉄道旅行 週末だけでこんなに行ける」所澤秀樹。鉄道マニア、乗り鉄が書いた新書。題名にあるように週末だけで鉄道を使って日本中でどこまでどんな旅行ができるか。その例がいつくか紹介されている。

金曜日の夜に寝台特急を使うと東京から九州へ向かい、別府温泉、阿蘇山を見る。そしてフェリーで四国にわたって短いお遍路をして四万十川を楽しむ。これだけを週末だけで回った記録も紹介されていた。週末だけで函館にも行ける、五能線にも乗れる。

休みがとれないから、と言いながら旅行にでかけない人が多いがこうした記録を読むと意外にどこまでも行けるものだと感じた。電車の中で読んでいてなんとか鉄道地図を見ながらルートを確認して読みたかった。お手軽新書でも自宅でじっくりと再読したい本になった。

それよりも退職後は週末にかぎらずここに書いてあるような鉄道の旅をしたいという衝動にかられた。

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もう一冊は、「税務署は見ている」飯田真弓。元税務署職員の手記。疑義がもたれている会社に現地調査に訪れたときの会話が実にイキイキと書かれて現実味が感じられた。すべて源泉徴収されるサラリーマンをしている身としてはこうした現地調査を受ける状況にはならないでしょうが現実がよく分かった。なにげない端緒をもとにしてずるずると不正を見つけ出すプロセスがすごい。まさに「マルサの女」がそこにいる。

そう言えは何年か前に税務署から「お尋ね」と言う通知をもらったことがある。会社の自社株をわずかばかりだが売却してその代金を日本の銀行に振り込んだままにしておいたらその出所を聞いてきた。しっかりと事後申告したことを思い出した。しっかりと見られています。

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