板橋Cityマラソン

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私にとって走ることはJourneyであり記録に拘泥するつもりはない、いつも走る過程を楽しんでいる。と、いつも思っているしそのようなことをこのブログにも何回も書いてきた。

でも、心の内には「やっぱり走る限りはランナーの最初の登竜門であるサブフォーは達成してみたい」と言うのが本音にはある。サブフォーとは42Kmを4時間以内で走りきることを言う。もちろん、上級者はサブスリーを狙っているわけだ。

ランナーの初心者はまず5Kmを30分で走ることを目標に練習する。これは1キロあたり6分をキープすれば達成できる。これが初心者には意外と難しい。

そして距離を10Km,20Kmと伸ばしていくのが標準的な発展系。そしてハーフマラソンを2時間以内で走るのが次の目標。このためにはキロ6分で走っていると達成できない。まず、ハーフは21Kmあるし、途中の補給所でのロスタイムがあるのでキロ5分半位を目標にしないと達成できない。同じようにフルマラソンもキロ5分半くらいで走らないとサブフォーは実現しない。これは簡単なことではない。

そんなこんなでマラソンランナーがいっぱしのマラソンランナーと呼ばれるのはサブフォーを達成してからと言われている。

こうしたことが分かってからランニングを始めた以上はサブフォーは達成したかった。記録には執着心がないがやっぱり、と言う感じだ。


イントロが長すぎるがそのサブフォーを今日の「板橋Cityマラソン」で実現できた。還暦を過ぎてからランニングを始めてちょうど3年。昨年の大けがで中断したが3回目のフルマラソンで達成できた。嬉しい限りだ。

走り始めるまでは記録のことは意識しないで楽しく走るつもりでいた。しかしながらあのスタート時の気持ちの高ぶりを感じてしまうと走れるだけ走ってみようと言う気持ちが強くなって積極的に走り始めた。

基本はキロ5分半を維持することを重点にして走った。往路は楽だった。時々5分20秒位になってしまうので少し抑えた。とにかく、5分半をキープ。

ところが、折り返し点の直後にGPS時計の電池切れ。経過時間が分からなくなった。慌ててiPhoneアプリのRuntasticを起動。少なくとも走るスピードだけは確認できるようにした。

さすがに後半は疲れを感じてきた。速度をチェックしていないと5分45秒位に落ちてしまう。その都度、気持ちを奮い立たせて5分半に戻した。

誰もが疲れてくる30Km過ぎ。何回も歩きたいと思った。歩く理由は山ほどある。それでもその都度思い直した。歩くのは簡単。でもここで歩いたらこれまでの3時間以上の努力が無になる。

35Km地点に小さな登りがある。基本は平たんな荒川の土手を走るコースだがその土手に登ったり下ったりすることがある。最後のこの登りは堪えた。

残り5Km,4Km、、、とカウントダウンしてようやくのことでゴール。最後の数Kmはいつも苦しい。ゴール地点の時計は4:00:17を指していた。これはスタートの号砲が鳴ってからの経過時間。私は号砲の後5分位してからスタートラインを越えたのでこの分がマイナスされるのでめでたくサブフォー。
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今回の大会はこれまで「荒川市民マラソン」として長い歴史があった。さすがに運営はしっかりしていた。補給所でも多彩な補給食が用意されていた。シャーベットも出ていておいしかった。
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さて、これで今シーズンのマラソンはおしまい。これからはトレイルレースに専念だ。とにかく今年は秋のハセツネ(日本山岳耐久レース)の完走が大目的。その為には4月14日の春のハセツネを完走する必要がある。短い間だがトレイルの練習をしてこの春のハセツネを完走したいものだ。

コメント

  • サブフォー、おめでとうございます。
    やっぱり、これは達成したいですよね。

    3回目で達成とは、さすがです。
    ハセツネの世界は想像ができないですが、楽しんでください。


  • Re:

    >>Kikyoさん
    ありがとうございます。スピードを意識していると楽しめないですね。もっとJourneyを楽しめるようになりたいものです。
    本当はトレイルランが好きなんです。



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