「生成AI 思考の裏側」

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コンピュータ関連の仕事に就いてから50年。お陰でこれまでのコンピュータシステム全般、つまり企業の受発注システム、在庫管理システムからホテルの予約システムなどがどのような仕組みで動いているのか、さらにはこうしたシステムを動かす基本ソフト(OS)やハードウエアの動きについても想像できている。

ところがここ2,3年で急激に成長し普及してきた生成AI。文章の要約をしたり質問に回答したり広い範囲に対応している。この生成AIはユーザーとして活用しているがこの生成AIが一体どんな仕組みで動いているのかについては残念ながら理解できていない。

やはり裏側がどうなっているか知りたい。これまでも数々の雑誌やネットの記事は読んできたが理解できてなかった。

そこで自分のリスキリングの意味で読んだのがこの「生成AI 思考の裏側」。まさに知りたいと思っていたことが書かれていた。

ニューラルネットワーク、エンコード、デコード、そしてトランスフォーマーについて解説してある。これまでの断片的な知識がすこしだけ繋がった気がした。しかしながらまだまだ既存のシステムに対する理解のレベルには達していない。おぼろげに様子がわかった段階だ。

筆者は理解が難しいこの分野の内容をできるだけわかりやすく表現しようとしていることは理解できる。それでも具体的な姿は見えてこない。既存システムについてはプログラムのソースコードを読んでいたことで動きが実感として理解できる。しかしながら生成AIの世界ではこのソースコードに匹敵するものをまだ見たことがないために生成AIの動きが想像の世界で留まっている。

それでもこの本には十分な価値があった。なんでも答えてくれる生成AIの思考の裏側を垣間見た気がする。

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