宇奈月温泉街ラン
高岡市での3回目の支援の前に宇奈月温泉に行ってみた。目的はここから欅平までの黒部峡谷鉄道に乗ること。まずは宇奈月温泉。
新幹線の黒部宇奈月温泉駅から富山地方鉄道に乗って宇奈月温泉駅まで。沿線にはまだ雪はない晩秋の農村地帯だ。着くと観光客はまばら。秋の紅葉シーズンは完全に終わり木々の葉はすべて落ちきっていた。
ホテルにチェックインしてから外に出てみた。
まずはダムでできた宇奈月湖。そこにかかるトロッコ列車の鉄橋。周囲は落葉樹なので紅葉の際はさぞかし美しいことだろう。想像しながら湖に沿って走ったり歩いたり。
道の終わりには「とちの湯」があると地図にあるのでここを目指した。さぞかしひなびた温泉かと想像していたらなんと立派な施設で少し落胆。入浴するつもりはなかったのでそのまま引き返した。
ここまでは遠くに白い山が見える。立山連峰の一部でしょう。反対側にはトロッコ列車が走っている。この時間は観光客向けではなく関西電力関係の資材や要員を運んでいるはず。
帰る途中、温泉街にちかくになて道の脇に一人がちょうど通れるようなトンネルの入り口があった。掲示をみるとこれは宇奈月温泉から20Km先の欅平まで通じるトンネル。冬の間は列車が運行されないので職員の移動はここを使うらしい。狭く真っ暗なトンネルが続いていた。5m位中に入ってみたがそれ以上入り込めなかった。
ここで散策していた若い外人と少しだけ会話。オーストラリア人で日本在住とか。奥の祖母谷温泉が閉まっていたことを残念がっていた。私もここを目指していた。
温泉街に戻ってから今夜の食料を調達してホテル。9kmほどの散策だった。温泉街はシーズンハズレで人は少ないが温泉街の雰囲気はある。
この温泉の源泉はここにはなく数Km先の黒薙というところから引湯しているそうだ。黒部渓谷の電源開発をするにあたってここを基地として作る際に黒薙から引湯をしたのは大正初期であると翌日知った。