白馬岳を往復して蓮華温泉
朝5時に朝食。5時半過ぎには出発。天気は晴れ。ひんやりとした空気がぴりっと気持ちがいい。
まずは小蓮華岳への登り。右前方には朝日岳と雪倉岳がどっしろと構えている。かつて白馬岳登山を企画したときはこの2つの山も登る計画だった。春になると蓮華温泉からこの2つの山をスキーで登ることが多いらしい。雪深いところだ。
左に雪倉岳、右奥に朝日岳
小蓮華岳につく頃には前方に後立山の山並みが見渡せる。白馬岳、白馬鑓ヶ岳、唐松岳、五龍岳、鹿島槍ヶ岳の山々。20代のころはここを縦走したことがある。想い出深いところだ。ここからは遠くに立山、剣岳を見渡せる。
晴れ渡った空の下に雄大な北アルプスの峰々を望める素晴らしい稜線を歩きながらなんて幸せなんだろうと感じた。
白馬岳山頂でしばし周囲の景色を堪能。
軛を返して小蓮華岳で小休止。しばし周囲の景色を堪能。やはりアルプスはいい。奥多摩などの2000m級の山々とはことなるダイナミックさがある。次はいつこうした景色を眺めることができるか。思いにふけった。
白馬大池までの帰路では往路で発見できなかったお花畑があった。名前は分からない。
この日の宿である蓮華温泉ロッジまでの下りには再び大汗をかいた。稜線の爽やかな風は樹林帯ではもう期待できない。ガスがかかってしっとりとした樹林の中をひたすら暑さをこらえて下った。
ロッジに着いてさっそく待望の温泉。びっしょりに濡れた衣類を剥いで待望の温泉。全てから開放される瞬間だ。そして生ビールがたまらない。
このロッジの歴史は長いようだ。1970年代からの山岳雑誌が揃えてあった。20代のころに愛読したこれらの雑誌に再会できて感激した。しばしページをめくってみた。
このロッジも携帯電話はつながらない。テレビもないので夜は早い。彼と2人の部屋で7時には就寝。