苫小牧でサイクリング、そして帰京
北海道最後の日は迷った。市内の施設にはあまり興味が無いので2つの案があった。樽前山に登るかサイクリングするか。で、結局サイクリング。
苫小牧市内から支笏湖まできれいなサイクリングロードができているのでここを進んでみた。市内からすぐに深い森を切り開いた立派な道路が支笏湖まで作られており、それにほぼ平行してサイクリングロードができている。路面はきれいで幅も2,3mと十分な広さだ。緩やかな登りが続く道。
ワクワクしながら進むとサイクリストもランナーもほんの数人しかいあない。静かなところだ。15km地点までは路面も整備されて距離の表示もしっかりとされてる。ところがそれをすぎると路面が少しあれてきた。森を切り開いたところなので両脇には眺望がまったくない。走りやすいが走っても楽しくない。
おまけに余計な看板もあったりして。道路が近いのでここまで出てくることは考えられないが人通りが少ないので薄気味悪い。
最初は15Km地点で戻るつもりだったが帰りのフェリーの時間を多少気にしながらもどんどん進んだ。いつもの癖でこの先がどうなっているか興味津々で前に前に進んだ。
23Kmで支笏湖に到着。湖畔は短い夏を楽しんでいるキャンパーでごった返している。
時間がきになるのでそそくさと引き換えしたがそこで徒歩で旅をしている様子の男性がいた。話しかけてみるとイギリスから4日前に来日してこれから日本に1年間滞在しながら旅をしたいそうだ。爽やかな青年だった。Good Luck.
復路は下り基調なので楽に走ったが結局50Km近く走った。それなりに満足した最後の活動でした。
そして苫小牧フェリーターミナルに。乗船する車の列に駐車すると前には私が車を購入したビルダーが販売しているキャンピングカーが駐車してあった。ナンバーを見ると地元の多摩ナンバー。近所の方かな、と思っていたら先方から声をかけてきた。なんと私が車を購入したそのビルダーの社長だった。かれは私よりも1歳だけ下だがほぼ同年代。
乗船してからロビーで一緒に船上宴会となった。20年前に好きなキャンピングカーの製造販売を始めて各地を旅行しているそうだ。次から次へと話題には事欠かず。意気投合して楽しく飲んだ。
何故か今回はこうした同年輩のかたと出会うことが多かった。駒ケ岳に一緒に登った伊賀の方。羊蹄山で一緒になって杖を頂いたニセコの住人。占冠で知り合ったオーストラリアの自転車乗り。函館の道の駅で自作の木工製品を展示していた方。そして最後には近所のビルダーの社長。それぞれがその道をしっかりと極めて引退生活を楽しんでいる。いろいろと学んだ。
で、フェリーは予定通りに14日の午後2時に大洗に到着。2度めの北海道くるま旅が終りました。