安房峠を越えて飛騨古川

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諏訪湖畔から塩尻峠、山形村、新島々、沢渡を経て安房峠。天気が思わしくなく時々雨がパラツイている。このコースは2年前も通った。新島々は20代の頃に上高地に入る玄関だった。当時の様子はもう覚えていない。今は広いパスターミナルがある。かつては何回も来た思い出の場所だ。あの頃はもう戻らない、などと感傷的になった。

冬山に登るときには歩いたトンネルをいくつも通過して安房峠。今は安房トンネルで一気に通過できる。標高が高いこの辺はまだ雪が多く残っており天気の悪いこの日は気温3度くらい。まだ冬だ。

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今回は高山にはよらずに飛騨古川に直行。駅の裏にある大きな無料駐車場に車をとめて歩いて市内を散策した。

駐車場のすぐとなりには駅に直結した大きな美術館などの公共施設。飛騨の重厚な建物の趣がある。いきなり高い文化の洗礼を受けた感じだ。高山線の跨線橋に上がると誰かが窓を開けて写真を撮っていた。なるほどここが映画「君の名は。」の舞台となった駅なのだ。映画と同じアングルで見える。

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特段の興味があった映画ではないがこうした写真を撮れるとなんとなく嬉しい。

気分が高揚してきた。駅前のロータリーからさらに進むと想像したような古い家並みが見えてきた。そして掘割も。あいにくこの日の前日に雨が降ったせいか水は濁っていてせっかくの鯉が見えない。

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高山の家並みに似た古い家並みが続くのは狭い範囲だ。先月は奈良井宿や岩村の同じような町並みをみてきたので慣れてきたせいか特段の感激はない。ここも人々が生活し観光客相手の店は少ない。各家の格子は美しく軒先の屋根の下には飛騨特有の作りが見える。二階家がほとんどでまれに三階建ての家もある。この点で奈良井、岩井の家並みとくらべて家が高いような気がする。

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高山の町並みはきれいに整備され統制がとれている。金沢の東茶屋近辺も同じだ。観光客向けの店が多い。しっかりと商業ベースが確立されている感じがある。それぞれの家は観光客を意識して作られており住人も観光で生活している。

それと比べるとここ飛騨古川の町並みは住人が普段の生活をしており特別に観光客を意識していない感じだ。高山よりも普段着の町並みだ。観光客におもねった店も少ない。この点は奈良井宿や岩村と同じで好感が持てる。

一通り町並みを散策するのはあまり時間がかからなかった。造り酒屋は格式があり立派に営業している。「蓬莱」。掘割に沿って大きな酒蔵が並んでいた。

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そして「君の名は。」のもう一つの聖地である気田若宮神社に行ってみた。普通の神社だった。特別に霊気を感じるわけでもない。

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一通り見てからは郊外にある温泉に出かけた。山に近い場所で周囲にはまだ雪が残っている。周辺を走ってみた。坂道を登ると県立公園になっているこの地区はまだ雪で真っ白だ。雪解け水で流量が増えた沢はおおきなうねりとなって流れていた。

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ほどほどに走って汗をかいてから温泉。気分良し。

そして今夜の宿泊地である道の駅・アルプ飛騨古川で落ち着いた。つまり酒を飲んで一日を振り返りFaceBookに記事を投稿しモニターする。メールを読む。こんなことで時間があっと言う間に過ぎていく。

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