春の雲取山ピストン
先週末に横浜マラソンが終わってこれからは全て８月にシャモニーで行われるトレイルレースOCCに照準を合わすことにしている。OCCを楽しく完走するのに少しでも効果がありそうなことを中心にしていく。今回の雲取山もある意味でその一環。今年最後の雪山を味わいたいというのが最初の理由だけど。
しかしながら、前日の登山口までのドライブが今回のハイライトになってしまった感じがする。
昨日の夕方に天気予報を見て明日の登山が最適と判断したので午後５時過ぎに家を出た。登山口の駐車場は奥多摩湖畔にある所畑という集落から細い道を入っていく。その道への入り口に着いたのが６時半。すでに真っ暗。周囲には街灯もない。天気は曇りで月もでていない真っ暗な夜だ。
前日：登山口まで
入り口からいきなり急坂。車一台がやっと通れる道。舗装はされている。車のギアもLowに入れてやっと登っていくと４０－５０ｍ毎に折り返すつづら折れの道だ。折り返すときにやっと曲がりきる。折り返す時には周囲が暗くて見えない。急な折り返しのカーブで後ろのタイヤが空回りすること２回。こんな時に対向車が来たらどうする。ただただ来ないことを祈るのみ。車の明かりを頼りにできる限りのスピードで突っ走った。対向車、来るなよ、と念じながら。
「村営駐車場」の看板がライトに照らされた時に緊張した時間が漸く終わった。恐らく５分位。
すでに５台位が駐車されているが周囲は真っ暗でだれもいる気配がない。ウイスキーのお湯割りで気持ちを落ち着けた。
雲取山登山
天気予報通りに明るい朝。寒さはあまり感じない。まずはよく手入れがされた杉の林を歩く。気持ちがいい土の山道。
標高１４００ｍ位まで登ると雪が出てきた。雪はどんどん融けている。
１７００ｍ位になると完全に雪の上を歩くことになる。ザラメ上の雪。まだあまり柔らかくなっていないのでアイゼンを付けないで登った。
駐車場から３時間ほどで頂上に到着。今回は登山だったがトレイルランを意識して高速登山を心がけた。コースタイムは５時間くらいなので３時間は予定通り。下りは２時間ほどだった。
楽しい雪山で遊べた。暖かくなって往路では雪が残っていたところも復路ではすでに雪が消えているところもあった。春山を楽しめた。
