修行の山・七面山

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石和まで来たのでついでに近くの山に登りたかった。選んだのは七面山と三つ峠山。いずれも修験者の修行の山として有名な山。特に、七面山は日蓮宗の開祖日蓮が修行したことで信者の間では聖地になっている。

七面山登山口に移動

石和でのトレイルレースの翌日羽衣の登山口に移動。石和からは60Km位だがゆっくりと買い出しをしながら移動したが昼ころには到着した。近くの駐車場に停泊。数台が同じように駐車しているが長期間駐車している様子。このへんで働く人か。

登詣者が多いと言っても平日の今日は駐車場に誰もいない。遠くに小さな旅館とお寺があるだけの山の中。風のない今日は遠くの沢の音だけがかすかに聞こえるだけ。静かだ。月が明るい。星もよく見える。そんな山の中に一人で車を停めて過ごすことになった。不思議な気分だ。

携帯は通じない。テレビも映らない。音がしない。

これまでは周囲に駐車した車があって誰かがいた。携帯がつながってインターネットにアクセスできた。ラジオ、テレビの音も聞こえていた。しかし、今日はそれら一切がない。

恐怖心はないが世間と断絶した思いがある。

昼過ぎに駐車場に到着してからこんな環境にしばし呆然としていた。何も考えることができなかった。気を取り直して持ってきた司馬遼太郎の「街道を行く」を読み始めた。少しだけ集中できた。

登山

明るくなるのを待って7時には一丁目の門を出発。画像の説明
登詣者の目的地である敬慎院までは4時間の急な登りと聞いている。先日のトレイルレースの調子で快調に早足で登り始めた。しかしながらすぐに足が重く思うように前に進まない。レースの急坂で大腿四頭筋を使いすぎたせいか筋肉痛。少しだけ息がはずむ位の速度で登った。空気はひんやりしているが頭から玉の汗。落ち切らない樹の葉の間から明るい朝日が差し込む。静かだ。落ち葉を踏みしめる自分の足音だけが聞こえる。

登り始めてすぐに気がついた。聞いた通りの急坂だ。登詣者のために道は整備され階段状になっているがそれが延々と続く。一つ一つの階段が高くよいしょと登る。さすがに修行の山だ。焦る気持ちをおさえて落ち着いて静かに登った。

「七面の 足音に問はむ 過去未来」という感じ。

途中には2,3箇所の坊があるが人気はない。
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2時間ほど登った9時頃には山道から急に広場になり眼前に富士山が迫ってきた。敬慎院の山門前だ。
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山門をくぐると盆地状になった下に大きな伽藍が見える。なんとも崇高で威厳のある建物だ。いつも思う。どうやってこうした建物をこうした高地に建てたのか。境内には人気がない。

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静かにお参りしてすぐに七面山の山頂目指して進んだ。特別に急ではない静かな杉林の中の道。富士山は道すがらずっと眺められる。

30分ほどで頂上。ここは林を切り開いたところで眺望がない。すぐに下った。
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同じ道を戻ってもう一度敬慎院に降りてみると建物の中から僧侶が数人こちらを見て招いているのに気がついた。中の座敷の通された。暖房が効いている広い部屋には湯茶が用意されていた。遠慮無くいただいた。体が温まる。帰り際にお守りを購入。

10時半には出発し同じ道を下った。筋肉痛は特に下るときに痛い。1時間半ほどで登山口。5時間の楽しい山歩きだった。上の方は風が強く寒かったが快晴。これ以上ない天気だった。

平日の今日は登詣者は数人だったが「南無妙法蓮華経」を唱えながら登る人も多かった。信仰の山だ。

途中、つむぎの湯に入浴。400円ん。地元の老人たちの憩いの場所という感じ。その後は道の駅なるさわに移動。

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